1968年12月30日に公開された「月から昇る地球」

1968年12月30日に公開された「月から昇る地球」
激動の2020年も残すところわずかとなりました。

新型コロナウイルス感染拡大の中、さまざまな変化への適応が求められました。

そんな中でも、例年と変わらずレッスンを行うことができました。

心より感謝いたします。


【カモミールのレッスン】は、植物を、豊かな自然を相手にするレッスンをしています。
そして私は、私よりもはるかに知識のある若い方たちに混じっています。


そして春、突然、息をするのも難しい時代へと変化しました。

そんな中、強烈なメッセージを持って人々の感情に訴えかけた一枚の写真を思い出します。

50年前のクリスマスイブに撮られた「月から昇る地球」です。

地球は、宇宙の漆黒の闇の中に浮かぶ水の星でした。
孤独の星でした。
みごとに水を一滴もこぼさず廻る星でした。

ここに住んでいましたか!

“人類が初めて鏡で自分の姿をみたようなもの”

“これが、故郷だ。これが、私たちだ。
このちっぽけな世界をはるか遠方からとらえたこの写真ほど、
うぬぼれた人間の愚かさを表すものはない。
この写真は、人類が互いにもっと優しく接し合い、
知りうる限りたったひとつのわが家である淡く青い点を守り、
大切にする責任がある、と訴えているように感じられる”
                       byカール・セーガン

なんとか通りぬければ・・・
人類が、少しずつ深くなってゆけば・・・


新たな年を、冒険心と好奇心を持って迎えたいと思います。

2021年もよろしくお願いします。

カモミール小山道子