菊茶 Chrysanthemum Teaー実に豊かな使い方ー

菊茶 Chrysanthemum Teaー実に豊かな使い方ー
今が見ごろの菊ですが、昔は「仙境に咲く霊薬」と言われていたようです。

かつて、貴族社会で重陽の節句に菊花をお酒に入れてのみ、無病息災や長寿を願ったようです。

この風習は、鎌倉時代には庶民にまで広まったようです。

菊を湯船に浮かべた"菊湯"、乾燥させた菊の花びらを詰めた"菊枕"という利用法も!

菊茶は、優しい匂いとわずかな苦味があります。


生薬名は「菊花」で、花の乾燥品を用います。

解熱、解毒作用や消炎・鎮痛作用があり、感冒、発熱、悪寒、頭痛などに使われます。

現在は、長時間にわたるパソコン作業など現代のライフスタイルの改善に効果的とも言われています。

フラボノイドのアカシイン、ルテオリン、クリサンテミンの他、精油成分のカンフェン、カンファールなどが含まれています。