秋さんぽ -ムラサキゴテンー

秋さんぽ -ムラサキゴテンー
秋さんぽを楽しみにしていたのに、急に寒くなってしまいました。

しかし、空には雲ひとつないッ!やっぱり出かけましょう♪♪♪

グランドカバーになっていたムラサキゴテン(Tradescantia pallida) !

なんとも言い表すのが難しい色合いです。

Purple Heartとも呼ばれているのに、花はピンク!?

アントシアニンの多様な構造が、なんとも、魅惑的な色合いの理由です。

アントシアニンの基本骨格となるアントシアニジンに、糖や有機酸が結合することで色素物質となります。

アントシアニンはアントシアニジンよりも構造的に安定しているので、通常は植物体内ではアントシアニンの形で蓄積していま
す。

糖や有機酸の修飾は構造を安定的にするだけでなく、色調に深みを帯びることも知られています。

アントシアニンは、光合成色素ではないので、光合成には直接は寄与しません。

アントシアニンの働きは、サングラスのように、強すぎる光、特に紫外線などを吸収して、葉の内部に透過させない、という役割をしていると考えられています。

その抗酸化作用に着目して人気なのが、ムラサキ芋、ムラサキキャベツ、ムラサキ玉ねぎ、ナス、ブドウ、ベリー類・・・

そして、

“パープルトマト”という遺伝子組み換えトマトの研究も進んでいるとか!

リコピンじゃないんだ。。。