どうすれば“脱炭素”できるのか?

どうすれば“脱炭素”できるのか?
炭素とは何か!

森の香気成分としてもっとも有名なのはα‐ピネン(写真はα‐ピネン)
柑橘類の香気成分はリモネン
花の香気成分はリナロールやゲラニオールで酸素原子を1つ含みます。

これらは、炭素数10個の物質でモノテルペンと呼ばれる化合物群です。
リナロールとゲラニオールは似た香りなので、
香りの特徴は酸素より炭素の骨格構造の違いによることがわかっています。

元素の種類は100を超えます。
その中で炭素の化合物だけがとりあげられたのはなぜなのでしょう?

・炭素原子は4つの原子と共有結合できる!
・炭素原子は様々に分岐できる!
・数多くの元素と安定な結合を作れる!

炭素と言う元素がなかったら、きっと生命は誕生していなかったというほど、炭素の可能性は別格なのです。


ほぼ万物が炭素の原子を含んでいます。

人類の行く末に関する根源の問いには、炭素原子の理解なしには考えられないのです。

脱炭素は炭素原子のプロフィールを十分に知ることから始めないと。