『幸せが壊れる時にはいつも血の匂いがする』 -生きているものが居る!-

『幸せが壊れる時にはいつも血の匂いがする』 -生きているものが居る!-
【鬼滅の刃】の炭治郎のセリフですね。
どんなにおいを想像しますか?
“においの存在“は生きているものがいるという証拠です。

私たちが血のにおいと思っているのは、脂質を構成する脂肪酸がカギ!
血中のヘモグロビンが、皮脂などの脂肪酸と反応し、分解してできる成分のにおいです。
ヒトは、進化の過程で、獲物や敵の居場所を察知できるように、これらの化合物のにおいに鋭敏になったのでしょう。
犬のにおい、猫のにおい、魚のにおい・・・
動物の種によるにおいの違いは、脂質を構成する脂肪酸の違いです。
動物種により特徴的な成分があるのではなく量的なバランスが異なるためです。
魚の生臭さは、魚のジメチルアミンという旨味成分を微生物がジメチルアミンに分解し、さらにトリメチルアミンに変化させます。
これが、私たちに魚特有の生臭さを感じさせることがわかっています。

月経血は血液成分の他に、子宮内膜の上皮細胞や、はがれた部分からの浸出液が混じっています。色も粘性も血液と違います。においも異なります。

人間は、年齢を重ねると皮脂中のパルミトレイン酸と皮脂が酸化して生じる過酸化脂質が増えます。これが、皮膚常在菌の作用によって酸化・分解されてできる物質の一つが加齢臭の原因物質のひとつ、ノネナールでしたね。

さらに、近年、心理的ストレスで皮膚から特徴的なにおいが放出される現象を発見し、においの原因となる2つの主要成分が特定されたと発表されました。
ストレスも加齢臭を強くする要因です。過剰なストレスは活性酸素を発生させ、これによって皮脂が酸化し、体臭が強くなります。

コロナ禍で人との距離感が変わってきました。
リモートやソーシャルディスタンス、マスクごしのコミュニケーション。
時間が経つにつれ、もどかしさやストレスを感じてきました。

人間にとって、普段あまり意識していませんが、関係性の中で、体臭はかかせないものなのかもしれません。
心地よい空間には安心できるにおい・体臭が欠かせないのです。
においがあることは、生物がいるということで、生きていることをより楽しくしていたのです!
においの存在と役割を意識して、そしてヒトのにおいを感じてみる良いチャンスです!

※カモミールのアイアンサインプレートに2Fリラクゼーションサロン≪charkha≫のホワイトが可愛く̟くっつきました!