人のさいごー生物学的生命-

人のさいごー生物学的生命-

物理的な偶然から「人のさいご」(桜新町アーバンクリニック発行)を読みました。

"「人は死ぬときにどう変化していくのか」を本人に向けて書かれたものはほぼありません。でも、「知りたい」と思っている患者さんが確実にいること、現場で何度もそういった問いかけを受け止めてきた経験から、当事者である患者本人が読める本をつくる必要があると考えました。”

10分ほどで読めるボリュームです。読んでいると不思議と心が落ち着きました。
人が死んでいく時に起こる変化だけが書かれています。

しかし、自身の年齢のせいもありますが、いろいろ考えました。

子どもの誕生は、人生最大のイベント!
人の最後のしめくくりも、同じように重いはずです。

人の「死」自体は、生存している人達の問題です。
つまり、人が死んだら自分がすることを考えることで、自分が死んだら、どうして ほしいかを考えることになる・・・
アドバンス・ケア・プランニング(人生会議)も呼びかけられています。

「生命」をどう考えるかがポイントでしょうか。
呼吸や体温という身体の機能に注目する「生物学的生命」と
その人が最後の日まで紡ぎ続けた人生に注目する「物語としての生命」。
どちらを優先するか! 医学的介入があれば、「生物学的生命」は延び続けます。
「物語(記録)としての生命」を優先したい場合、「生物学的生命」にどう対処すればよいのかが課題です。