生物季節-冬は活動しない?-
季節の変化にたいして生物がもつ営みの季節性をphenology(フェノロジー)と言います。
冬には植物はかれ、昆虫もみかけないのではないかと思いがちですが、冬のベランダも、そうではありません。
葉を残して光合成をしているものもあれば、葉を落としても、冬芽を残しています。
厳しい寒さが続いていますが、ベランダの沈丁花がたくさん小さな蕾をつけ、それがグリーンに映え、目を引きます。
もう少し暖かくなると、甘い香りで、春の訪れを伝えてくれます。
環境省は、5m以上はなれても香る樹木を「かおりの樹木」としています。 沈丁花も選定されています。
沈丁花は、香木の沈香(じんこう)と、香辛料や生薬として使われる丁子を合わせたような香りがすることから
“沈丁花”の名がつきました。
学名のDaphne odoraは香りのよいダフネという意味です。
ダフネとはギリシア神話でアポロンに追いかけられて月桂樹に変身した精霊・ダフネに由来するとされています。
外来植物です。
香気成分は、120を超える成分が報告されています。
主なもの、特徴的なものでは、リナロール、シトロネロール、ゲラニオール、フェニルエチルアルコール、ネロリドール、ベンジルアセテート、シトロネリルアセテート、アセトフェノン、β―イオノン、ローズオキサイド、インドール、などが報告されています。
香りは春を告げてくれるので、部屋に飾ることもありますが、有毒であることは忘れないでください。