モナスカスカラー(ベニコウジ色素)!

モナスカスカラー(ベニコウジ色素)!
先日、プラクティショナーコースのレッスンが【天然色素】
ベニコウジのモナスコルブリンの記述もあり、カニカマの赤です!と話題にしたところでした。

そのベニコウジが機能性表示食品としてサプリメントになっていたのですね。
腎障害との因果関係、早い原因究明が待たれます。

"天然色素"について考えました。

そもそも、日本人は、食品の色、それを盛り付ける器の色、そして、その2つの組み合わせの色を楽しんできました。
"和食"がユネスコ無形文化遺産に認定されたのでした。

最初の色彩が"赤色"だと言われています。
土中の鉄が酸化した『酸化第二鉄』を主成分とする顔料で"ベンガラ"と呼ばれていたものです。
血の色ですね。真っ赤な太陽の色ですね。
古代米は赤米。白米を小豆で染めて赤飯に!

古墳時代になると、壁画には様々な色が出現しました。
万葉集には様々な色彩が詠まれていて美しい~。

江戸時代に入ってから、食品に着色することが広まったようです。
使用された着色料は、植物(ウコン、紅花、クチナシetc.)、鉱物、ベニコウジ(モナスカス科)、
カイガラムシなど。
これは、中国の「本草綱目」にも載っています。以前、灰黒のパンをいただいたのを思いだしました。
そして、茶の湯の普及とともに、食品の着色は技巧を駆使する時代に入っていきます。

そして、19世紀になると化学的に合成された色素が出現!
19世紀後半から「着色料取り締まり規則」が制定されました。

天然色素は、長い使用実績があり、人の健康確保にとって問題があるという報告がないことに基づき
安全であるとされてきました。

膨大な数にのぼる天然色素にも機能性をみいだすという新しい時代に突入しています。

天然色素を含む"フィトケミカル"の作用機構は部分的にしか解明されておらず、未知の機構が数多く潜んでいるであろう
ことは容易に想像できます。

問い続けることですね!

私たち生物は生態系の中で生きていて、生態系が崩壊せずに存在し続けることが大切なんです。