Go Green|ベランダで育てるメディカルハーブ|体験レポート

ベランダで育てるメディカルハーブ

 メディカルハーブやアロマテラピーの勉強をしていると、自分でハーブを育ててみたくなります。
 でも、ガーデニング初心者にとっては、どこで苗を買えばいいのか、どんな道具が必要なのか、どうやって育てればいいのか…と、わからないことばかり。
とりあえず苗を買ってきて植えてみたものの、枯らしてしまった苦い経験のある人も多いようです。
 
 そこでカモミールでは、実際にハーブを育てながら、その過程をレポートしていくことにしました。
 一般的には畑や庭ではなく、マンションなどのベランダで育てることになるでしょう。ですから、ベランダで上手に育てるためのノウハウを探っていきます。
また園芸種ではなく、学名がはっきりしているハーブの栽培に挑戦します。

 

 時には失敗してしまうかもしれませんが、それも勉強のひとつ。専門家の皆さんにもお力を借りながら、楽しみつつ、役に立つ情報を発信していきたいと考えています。

 

 また「花が咲いた」「収穫した」など「今日のベランダ」の様子は、右のHerb Image Galleryにアップして、ライブでお届けします。
皆さんの「私のベランダ、ハーブ自慢」もご紹介していきたいので、ぜひレポートをお寄せくださいませ。

 

 よろしくお願いいたします!

連載記事>> 第一回『ハーブの苗を手に入れる』 第二回『鉢に苗を植える パート1』

第三回 『鉢に苗を植える パート2』

植えつけ作業は楽しい!

 

 いよいよ植えつけです。5月初旬のよく晴れた朝、早起きして取りかかりました。
 
 まず、植えつけ後をイメージするために、黒ポットのまま苗を鉢に入れてみました。ポットから抜いた後に「やっぱりこっち」と苗をいじったらかわいそうですから。

 鉢を買う時に「この苗はこの鉢に植えよう」と考えていたものの、こうして実際に置いてみると、「やっぱりこの苗は単独がいい」「この子(!)よりこの子の方が合うねえ〜」……と、あれこれ悩みます。何度も入れ替えてみて、やっと決定。

 


ベランダ栽培用に培養土をブレンド

 

 次に培養土をブレンド。用土(第二回パート1にて解説)の配合は、苗農家・サムデイの板村さん(第一回登場)に教えていただいた方法を基本に、ハーブ栽培の本などを参考にしました。

 

 配合は赤玉土を5、腐葉土を3。赤玉土に腐葉土を混ぜた土は、植物の種類を問わず、培養土の基本です。土の粒と粒の間に隙間があって水と空気を良く通し、根が伸びやすいのです。

 

 容器栽培の場合は、土を軽くして移動しやすくするために、ピートモスとパーライト各1を加えます。
さらに堆肥を1。ハーブを畑に地植えする場合、肥料は必要ありません。でも容器栽培の場合は土の中の栄養が限られるため、元肥(最初に施しておく肥料)を入れる必要があります。

 

 これらの用土を作業用のフネ(緑の容器)に、おおよその目分量で入れていきます。かなり豪快。そしてスコップで、これまた豪快に混ぜ合わせたら、石灰をひとつかみぱらっとまき、くん炭を2つかみほど加えて、またよく混ぜます。
 時間に余裕があれば、培養土のブレンドは植えつけの1〜10日前に済ませ、馴染ませておいたほうがいいそうです。

 

 

  


ウォータースペースを忘れずに

 

 植えつけは、単独で植える7つの苗(ホワイトセイジ、ゴールデンセイジ、レモンティートゥリー、ベルガモット、ヒソップピンク、ハッカ、レモンバーベナ)から。
 板村さんに「7号鉢であれば、鉢底土は入れなくて大丈夫だよ」と教わったので、その通りにしてみました。

 

 鉢の底には、土の流出と外虫の侵入を防ぐために、鉢底ネットを敷きます。

 

 鉢に培養土を2〜3cm入れたら、苗を仮置きしてウォータースペースがとれるかチェック。ウォータースペースは、水やりをした時に、水が鉢からあふれださないようにとっておくものです。

 鉢の縁から2cmほど下に、苗の土の表面がくるように高さを調整したら、黒ポットから苗を取り出します。乱暴に引き抜かず、株元を指でそっと挟み、逆さにして外します。外しにくい時は、黒ポットをそっともんでみてください。

 

 根は軽く広げてから培養土の上に置き、土入れで周囲にやさしく土を入れていきます。苗が低すぎるようなら、苗の下に土を足して高さを調整して。

 

  

 

 植えつけたら、苗の根元にそっと水をかけます。鉢底から流れ出るくらいにたっぷりと。初めは赤玉土から細かいみじんが出て、床や排水溝が汚れるので、フネの中で水やりをしてみました。

 

 

 


寄せ植えはバランスが難しい

 

 次にメインの大鉢の寄せ植えです。
「大きい鉢、深い鉢に植える場合は、排水を良くするために、鉢底土を下から1/4くらい入れて」と板村さんに教わってきたので、鉢底ネットを敷いた上に、大粒の鉢底土を入れます。
 今回、寄せ植えに使う黒い大きな鉢はプラスチック製なので、素焼きやテラコッタに比べると通気性、排水性が良くありません。ですから鉢底土は欠かせません。

 

   

 

 寄せ植えは苗の配置が大切。背の高くなるフェンネルを後ろに、垂れ下がるロックソープワートを手前に置き、ヒソップとカリフォルニアポピーを左右にセット。葉の広がるナスタチウム、ラムズイヤーで間を埋めました。

 

 あらかじめ場所を決めておいたのに、土を入れて苗を置いてみたらイメージと違って、少し手間取ってしまいました。鉢に土が入って苗の高さが上がったため、違って見えたのかもしれませんね。

 

 寄せ植えは苗が育ってくると、どうしても混み合ってきます。花屋の店頭やガーデニングの雑誌などで、きれいに植え込まれた寄せ植えを目にしますが、あれは一時的なもの。根がある植物ですから、フラワーアレンジとは違い、いつまでも美しい形を保ってはくれません。
 寄せ植えはワンシーズン楽しんだら、ひと株ずつ単独で植え替えるほうがいいようです。

 

 すべての鉢に水やりをして完成! 植えつけ後は4〜5日間、直射日光と風が当たらない場所に置いて苗を休ませます。底から細かい土が出て汚れるので、2〜3日は新聞紙の上に置くことにしました。




ホップで緑のカーテンに挑戦!

 

 最後にホップの植えつけです。緑のカーテンに仕立てたいので、野菜用の大型プランターに植えます。
 ホップは長野県や北海道など冷涼な気候で育つ植物なので、「蒸し暑い東京の、しかもベランダで育てるのはチャレンジだ!」と板村さんに言われてきました。でも葉の形がかわいいので、ぜひこれで緑のカーテンを作りたかったのです!

 

 ホップの植えつけ方は、NPO法人「緑のカーテン応援団」の本を参考にしました。
 ゴーヤと同様、実がなるものなので、こちらは堆肥の量を少し多めに配合しました。
 ブレンドした培養土をウォータースペース分を残してプランターに入れます。購入したプランターには排水用の網がセットされていたので、鉢底土は入れませんでした。

 土を入れたら、ホップの苗を植えつける場所を丸く掘ります。黒ポットから苗をそっと出すと、根の成長がまだ追いついていなくて、土がぽろぽろと崩れてしまいました。植えつけにはちょっと早かったようです。
 「元気に育ってちょうだい」と声をかけながら、穴に苗を植えて土をかぶせ、株元を軽く押して落ち着かせました。

 

 ちなみに、幅70cmのこの大型プランターに植えるのは、ゴーヤだったら2本が限度。葉をしっかり茂らせ、実も成らせるには、そのくらいたくさんの土と栄養分が必要なのだそうです。
 ホップも同じなのですが、失敗を見越して3株買ってきてしまい、他に植える場所もなかったので、全部植えちゃいました。さて、結果はどうなることやら……。

 

  

 

 最後に株元にたっぷりと水をかけ、プランターの底から水が流れるのを確認。プランターのサイドには排水穴が付いていますが、キャップが付いたままになっていることもあるので、忘れずに外して。

 

 

 ここでタイムアウト。

 支柱とネット張りは後日のお楽しみです。

 

 

 余った土の袋は、虫などが入り込まないよう口をしっかり縛って、雨や直射日光の当たらない場所で保管。その都度、使い切りが理想なのですが、ぴったりの量を予想するのは難しい……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回>> 『虫が出た!』 もお楽しみに!

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ハーブギャラリー

 

 

 

 

スタッフ紹介

◆カモミール代表 小山道子
日当りがよく、広いベランダのあるマンションに引っ越したのを機に、ハーブを育てることに。摘んできたフレッシュハーブのお茶も飲みたい、花も楽しみたい、緑のインテリアとして眺めたい、猛暑に備えて緑のカーテンも作りたい、とやたら燃えている。

◆記事担当 奈良貴子
ベランダガーデニング歴16年。狭さ、日当りの悪さと夏の照り返し、乾燥、虫などと闘いつつ、失敗したり成功したり。カモミールにて、JAMHAハーバルセラピスト、NARDアロマ・アドバイザーを受講し、資格取得。現在ガーデナーの修行中。本職はライター。雑誌などに健康や食に関わる記事を中心に執筆。
◆ビデオ担当 辻田智美
ガーデニングの知識ほぼゼロのため、今までいくつかのハーブ栽培に挑戦するもすべて失敗。Go Greenのビデオ撮影と精油解説を担当することになり、ガーデニングの魅力に突如はまる。ゴーヤのグリーンカーテンを夢見て、苗を植え付け、成長を見守っているところ。NARDアロマ・インストラクター、アロマセラピストとしても活動をスタート。

 

ムービーレポート

 

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